もう言葉は届かないよね
出会った頃の思い出が眩しすぎて思わず目を塞いだ
あんなに言葉を紡いでいくことが幸せだった日々
今ではそれが重荷でとてもしんどいよ
あなたがいて、わたしがいて、
変わらないとおもっていたものが悉く失われて
それぞれが違う場面をみていたいと思うなんて
本当に悲しいよね
積み上げてきたものを壊すのが怖いんじゃないの
だって二人の間に残るものは何もないのだから
逆によかったと思いたい
面と向かって話しかける事が本当に何もなくて
あなたの目を見てはにかむことさえできなくなった
そんな私でさえずっと抱きしめてくれて
「ありがとう」といえるよ
海底ベンチ
私はずっとここにいた
あなたはいつも私の傍に降りてきて
沈みがちな私を励ましてくれたよね
やがてあなたへの思いでいっぱいになり幸せそうだった
待ち遠しくて仕方なかった私
あなたがいて、わたしがいて、
どんなに悲しく塞ぎ込んでもこの時間だけが救いだった
私がこんなにもあなたに縋り付いてただなんて
弱り果ててたんだろうね
私を連れ去って欲しいという思いは叶わず
あなたはいつも縛られずに一人で去ってゆくのだから
私は孤独をより感じるの
面と向かって言えない聞けないあなたの事
あなたの目に映る私がどんどん陰って薄れてゆくの
そんな私でさえずっと抱きしめてくれて
「ありがとう」と言えるかな
海底ベンチ
私はずっとここにいるから
あなたは誰?
誰とどんな暮らしをしているの?
私は知らない
海底ベンチ
私はいつまでここにいるかな
あなたの名は?
私を一瞬でも愛してくれました?
何も知らない
海底ベンチ
私は泡になり朽ちていこう
No comments:
Post a Comment