今日は今まで黙ってきた彼女の話しをしようか
明日のこの時間、彼女は誕生日を迎える・・・
超未熟児だった彼女、ここまでよく成長してくれました
ですが、割り切った言葉で母は何回もいうのです
あなたを生むつもりはなかった・・・
もうその時にはお父さん好きじゃなかったから、と・・・
どうすることもできない心境で、彼女は生きてきた
力強くたくましく、一人で生きて生き抜いてきた
それが今の私だったらどうしたかわからない
安らぐ場所を探しに森を彷徨っているかもしれない
これだけは言っておこう
私は情けで一緒にいるわけではないから
私は以前から彼女を愛していたし
なによりこの話しを聞いたのは今日だったからね
でも私は全てを話すわけではないよ
興味本位でしかとらない人もいるだろうから
だからといって、誤解されたくもない
そんな人には私と話すための時間をください
そのような人にこそ私は話しておきたい
全てを枠で取り囲んでしまうのは危険だとも
平凡が正常ではないということも
彼女が一からやり直し始めたとき
不安定で茫然として蹲って泣いていた
言葉にならないときも多々あった
割り切れない思い、信じることができない自分
彼女がこのまま消え去っていなくなっても
何もおかしくはない状況さえあった
頼れるものは私以外なかった・・・
私が居ない日もあることで二人は
不安を感じていた、そんなとき
私は過去を思いやる・・・・
私が頼れる人でなかったために
失ってきたものが多々ある
一緒に同情してあげても一緒により深みに
はまっていくだけ・・・・道標がほしいのに
彼女を消し去りたくはない
私はなんのために彼女をここに連れだしたのか
「私を触発してくれ、共に成長できる」
部分を彼女に見いだせたから
彼女が今まで以上に堕ちていった時
私はベランダにでていこうとする彼女を引き留め、
何をしでかすかわからない彼女を現実に帰したこと
ベランダで星を眺めて声がでなくなった彼女に
ずっと名前を呼び続けて泣き出す彼女緒を抱き留めた瞬間
その思いはまだ荷が重すぎるよ
一緒に支えてあげるから少しは身を委ねてね
私だってその荷は重いから現実を直視せず
安らぎの場をさがしあぐれているだろう
今となって話してくれる数々の思い出
辛いものが多くて私は直視できなかった
私はそんな中生き抜いてきてくれた彼女に感謝したい
私の傍に居てくれるあなたに感謝したい
この思いしまい込んでおけなくて
上澄みを零してしまったように
私の頬を伝います
あなたが言ってくれた言葉の数々
あなたが大切にしてくれる言葉の意味
そして昨日の最後の言葉・・・
「生まれてきて本当に良かったと思う誕生日です ありがとう」
彼女を幸せにしたい・・・
身を委ねてゆっくりねむれる安らぎの場で
この手で幸せにしたい・・・
いっぱい甘えさせて本当の嬉しさ分かち合いたい
不安なときも愛しいときも私が抱きしめるあなたへの気持ちは何一つ変わらないから
自ら蹲ってないで飛べるなら輝いて飛ぼう、私とともに
そして、私はこの新しい旅路を祝う
そして私は誓うだろう、二人のためにあなたに捧げる言葉
あなたをこの手で幸せにする、と