Jan 28, 2007

豊水の滝谷へ  

  時雨模樣の天氣の中で山の中を駈けめぐる
  今日この緑を眺めている ひんやりとした氣持ちをたどって・・・

   豊水の滝谷へ汗と希望を胸にして
         高まる氣持ちを抑えつつ
         道のない道をさまよい歩き
         天から降り注ぐ光想遺跡は優しい霧に包まれていた───

  開けた場所に出てみれば湿り切った土々のにおいがする
  髪の毛が仰ぎたてられるほどの強きの風が通り過ぎるたび
  身に染みてくる終秋の舞葉たち・・・

   豊水の滝谷へ足を速める
         傍にいるかのように
         私を呼ぶ声がするだけで
         姿を見せないおどけた少女
         妖光の樣が似合うようだね あなたには───

   微笑み     それは独り占めすることができないよ
   涙      それは暖かい気持ちに他ならないよ
     贈り物     それは想いさえ詰まっていればいいんだよ
   嘆き      それは伝えなければならないことだよ

   天使の王国にあるといわれる甘い会話に耳をひそめて・・・
  
   “夢日を叶えさせておくれ───”

   豊水の滝谷へ導かれるままに
         ひとりでに想いが連なってゆく
         それはもう侵すことのできない 私の領域
         もう離れることのできない
         それゆえのあなたなのだから・・・

   降雪の日々でも逢いにゆくよ 豊水の滝谷へ───

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