Jan 27, 2007

ユニコーン

  明日ばかりを見つめる君にとって 自分は何に値するのか
  さりげなく夢を辿るユニコーンの輝きは いつになく増しているような気がするよ
  さらなる跳躍を試みる度 自分は孤独に行き詰まる
  初めての出逢いを起こせば 今君自身が何かに取り残されたように
  大切なものを置き忘れたまま 足はもう次を目指している

   誘惑の甘い汁でもなく 禁断の果実でもない
  そんな動揺のものじゃないことに 駆り立てられてゆくように
  自分の道を歩きゆく 後ろめたさも残さずに
  通り過ぎた跡には 乾ききった砂漠が生まれる
  その無表情な光景に 一体何を求めればいいのだろう

  見上げる瞳の奥ゆかしさ 哀れみの快楽がたまらなく
  突き上げの鋭角は 逃避行の表れの様
  夜間飛行のそのとめどなさに 人は君を“嘆きのユニコーン”と呼ぶだろう

   見つめ過ぎて 自分の原型をとどめていないのですか ?
  思い込んで 勝手に増幅させてゆくのですか ?
  ああ 白髪をなびかせ なす術もないはずなのに
  何故にそこにとどまろうとしない

   そこに何があるというのですか ?
  何を追い求めているのですか ?
  その言葉が今の君に とってもお似合いだよ

  冷たい表情の表れ 人目を避けて旅の予行を望んでいるの ?
  両辺対等思惑の異なり 見受けられるの そのままさらけ出しているよ
  “待つことだけがすべてじゃない”その想いを受け止めておくよ 
  それ故に見失ってゆく自分の姿を その水晶には映したくないだろう

   自分で落ちてしまった井戸の暗闇で
  宇宙を見上げ嘆きをあげる“悲しみのユニコーン”

   そっと目を閉じてごらんよ
  “努めることがすべてじゃない 想うことが大切なのだから・・・”

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