どしゃ降りの雨の中 走って帰ってくる途中
あのうす汚い暗闇の路地裏から
小さな声で泣く小さなお前を見つけたんだ
拾い上げると
首を振って飛沫を上げるんだ
じっと見つめて一声鳴くんだよ ”お家がほしいよ”ってさ
そんな可哀想な奴だから
しっかり抱いて連れて帰るよ
お前を胸に抱いて雨の中走り出すよ
すっかりびしょ濡れになって
お前を見るとすっかり寝付いちゃって・・・
腕の中にもぐり込んで一声こう鳴くんだよ ”お腹が空いたよ”ってさ
そんなかわいい奴だから
しっかり拭いて暖めてやるよ
さあ、疲れた分だけお休み
温かいミルクを入れたコップの傍で
こっちの顔を見上げているお前に微笑んで・・・
安心したように眠りに就くお前を
そっと撫ででやりながら ”早く元気になれよ”と
そしたら頷いたように言葉にならない声で鳴くんだよ
そんなかわいい奴だから
ずっと夢を見せてあげるよ
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